グラフ

株価はいろいろな要因で動くのは当然のことです。
その中でも特異な動きをする時がありますから、知っておいて損はありません。

その一つが株主優待の権利確定日との関係です。
株主優待は、基本的に1年に1回とか2回だけ優待が送られますが、その送る基準、つまりどの時点で持っている人に送るかというその日付のことを権利確定日と呼びます。
一例を挙げれば、3月31日時点で株式を持っている人に対して4月中に優待を送ると決めている企業があったとしましょう。
この場合、その株式を持っていて、そろそろ売ろうかと思っている人はどのようにするでしょうか。
おそらく、その人はこのように考えるでしょう。
そろそろ売りたいけれども、3月31日まで持っていれば優待が手に入るのか、だったらわざわざ3月中に売るのは止めて4月に入ってから売ることにしよう、と、このように考えるのが自然でしょう。
結果的に3月中には売らず、4月に入ってから売ることになります。

一方で、その株式を持っていないけれども興味があり、近々に購入しても良いと考える人はどのようにするでしょうか。
その人はおそらくこうなるでしょう。
3月31日までに買えば優待がもらえるらしい、4月に入ってしまえば今回はもらえなくなってしまう、どうせ買うつもりなのだからここは早めに買うに限るな、と、このようになるでしょう。
結果的に4月になってから買うのではなく、3月中に買うことになります。

この2つの行動を合わせて考えると、3月中には値動きが上昇する方向に動き、権利確定日が過ぎて4月入ると値動きが下降する方向に動くことになります。
このように様々な動きが予想されます。
自分の考えだけで図りかねる場合は、インターネットサイトで株価予想もチェックしましょう。
もちろん株価の変動要因はこれだけではありませんから必ずしもこうなるとは限りませんが、複数の意見や予想を集めて考察することで、当たりやすくなるということは言えます。